統計の読み方
統計の読み方ガイド
当サイトの記事では、いくつかの統計用語を繰り返し使っています。ここでは、それぞれの意味を具体例つきでまとめました。記事を読んでいて「この言葉、何だっけ」と思ったら、このページに戻ってきてください。
相関係数(r)
2つの指標が、どれくらい同じ方向に動く傾向があるかを、-1から+1の数値で表したものです。+1に近いほど「一方が大きい県は、もう一方も大きい」という関係が強く、-1に近いほど「一方が大きい県は、もう一方は小さい」という逆の関係が強くなります。0に近い場合は、2つの指標にほとんど関係が無いことを意味します。当サイトではおおまかな目安として、絶対値が0.7以上を「強い相関」、0.4〜0.7を「中程度の相関」、0.2〜0.4を「弱い相関」、0.2未満を「ほとんど無相関」と表現しています。ただし相関係数はあくまで「同時に動く傾向」を示すだけで、片方がもう片方の「原因」であることまでは示しません(疑似相関の記事で詳しく扱っています)。
変動係数
都道府県ごとのばらつきの大きさを、単位に左右されずに比較するための指標です。標準偏差を平均値で割って算出します。例えば「人口」のように単位が大きい指標と「出生率」のように単位が小さい指標を、ばらつきの大きさという観点で横並びに比較したいときに使います。変動係数が大きいほど、都道府県による差が大きい指標だといえます。
中央値
47都道府県の値を小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中に来る値です。平均値は極端に大きい(または小さい)県が1つあるだけで引っ張られてしまいますが、中央値はそうした外れ値の影響を受けにくいという特徴があります。当サイトのランキング記事では、1位の値が「中央値の何倍か」を示すことで、1位がどれだけ突出しているかを表現しています。
人口あたり・面積あたりの調整
総数(合計値)だけを見ると、人口が多い都道府県や面積が広い都道府県が、単純にすべての指標で上位に来やすくなります。「人口10万人あたり」「面積1km²あたり」のように分母をそろえることで、規模の違いを取り除いた、実質的な密度や充実度を比較できます。総数のランキングと人口あたりのランキングを見比べると、同じデータでも1位の顔ぶれが入れ替わることがよくあります(この記事で詳しく扱っています)。
出典・年の見方
当サイトの数値には、必ず出典元(省庁・調査名)と、その数値がいつ時点のものかを併記しています。統計調査によって公表される頻度・最新年はバラバラで、古いものでは数年前のデータしか存在しない場合もあります。異なる指標を比較する際は、年がずれている可能性がある点にご注意ください(年がずれている場合は、記事内でその都度明記しています)。